今回は「千葉県54市町村 電車旅」でない記事をお送りします。
娘が0歳の頃から数えきれないほど一緒に散策している、私が愛してやまない「柴又」のご紹介です。
娘の七五三も、柴又帝釈天で行いました。
明日フルマラソンが控えていることもあり、今日は近場の柴又へ。
— 4n5(しんごー)|千葉県54市町村を娘と毎週電車旅 (@4n5_asd_main) October 26, 2024
0歳の時から数えきれないほど来ています。
ただ、柴又帝釈天にも5代目「波の伊八」の作品があるとは知りませんでした。
睦沢町で波の伊八を知ったおかげです。
ところで、3歳児なのに抹茶が好き過ぎて、一口しかくれませんでした😅 pic.twitter.com/MR6FhrjbIy
柴又概要
立地


葛飾区は、東京都の一番東側にあります。
柴又は、その中でも最も東に立地しています。
江戸川を挟んで千葉県と接しており、千葉からでも非常に行きやすい場所です。
モデルコース
タイムライン
実際に訪問したスポットの順や時間と、以下モデルコースには異なる部分がございます。
「もう一度行くならこのコースと時間がベストだな」というものをモデルコースとしました。
- 柴又駅
新柴又駅からでも徒歩圏内ですが、柴又駅自体が見所の一つなので、行きか帰りかいずれかでの利用がおすすめです。
- 徒歩移動(120m・2分)
- 髙木屋老舗着
先に精算してから店に入ります。
草だんごがおすすめ。 - 徒歩移動(130m・2分)
- 柴又帝釈天着
- 徒歩移動(220m・3分)
- 山本亭着
抹茶がおすすめ。
- 徒歩移動(400m・6分)
- 矢切の渡し着
乗船して戻ってきます。
- 徒歩移動(600m・8分)
- 真勝院着
- 徒歩移動(180m・3分)
- い志い着
ロールケーキをお土産に。
- 徒歩移動(130m・2分)
- 柴又駅着
マップ
青の番号入りがモデルコースのスポットです。
このマップを開いていただく(右上の「拡大地図を表示」ボタン押下)と、自動的にGoogleマップに保存されます。
二度目以降表示する方法は、以下の通り。
- Googleマップアプリ下部の「保存済み」を押下
- 画面最下部の「マイマップ」押下
一覧の中に上記マップがあるはずです。
スポット詳細
先述しましたが、実際に訪問したスポットの順や時間が異なる部分があります。
そのため、実際の訪問時間とモデルコースのタイムラインの時間とに差異が生じています。
あらかじめご了承ください。
髙木屋老舗

草だんごと言えば柴又名物の一つですが、食べられるお店が参道にはパッと思いつくだけで4店舗あります。
いずれのお店も食べログスコア3.4以上と高スコアですが、その中で食べログの「和菓子・甘味処TOKYO百名店」に選ばれているのが「髙木屋老舗」と「吉野家」。
毎度書いていますが、スコアが3.4以上のお店は、世の中の5%前後。
以下は沖縄の店で集計した例ですが、厳しく見積もっても6.5%とかなりの上位であることがわかります。
3.7弱の「髙木屋老舗」と「吉野家」は1%程度の超上位店です。
私はその二店のうち、「髙木屋老舗」が好きです。
やわらかくてもっちもっちの団子は、ほのかながら確かにヨモギの味と香りがします。
その上に乗る、くどくない上品なあんこがたまりません。
行く度に、食べずにはいられないほど病みつきです。
一緒に出てくる急須のお茶が、これまた何気にだんごと合います。
抹茶なんかも売っていますが、無料で出てくるお茶がマッチしているので不要かと思います。
もし、しっかりとしたヨモギを感じたい方は、「吉野家」がおすすめです。




こちらのアイスは、トルコアイスのように少し粘り気があり、濃厚な味わいです。
そこにきな粉と黒蜜がかかっており、一見「甘すぎるのでは?」と思うのですが、意外や意外パクパクいけます。
娘も2歳の頃から一人で全部食べてしまいます。



各種キャッシュレスに対応しているのも、使い勝手が良いです。
柴又帝釈天

柴又で最も有名なスポットは、こちらの「柴又帝釈天」でしょう。
正式名称は「経栄山題経寺」といい、1629年の開山です。
「帝釈天」とは、本来ある仏教の守護神を指す言葉です。
18世紀頃にこの帝釈天が信仰を集めるようになり、その頃から「柴又帝釈天」の呼び名が広まったようです。





日光東照宮の陽明門を模して造られたと言われています。
裏の彫刻が4代目「波の伊八」が関わったものだそうです。
「波の伊八」については、以下記事の「八坂神社」の部分をご覧ください。



先日初めて知ったのですが、柴又帝釈天は彫刻で有名だそうです。
彫刻については以下の記事が詳しかったです。

彫刻ギャラリーと邃渓園は有料で、大人400円です。
七五三などで祈祷してもらうと、こちらの入園は無料となります。
なお、帝釈堂内の撮影は不可ですが、その他の場所ではOKなようです(妻が電話で確認しました)。
実際、カメラマンを連れたご家族がいらっしゃいました。
実は我が家も出張カメラマンに来ていただくことになっていたのですが、当日娘が高熱を出したためキャンセル。
キャンセル代は痛かったですが、結果大安の日に行けたのはよかったです。
山本亭

思えば柴又に何度も足を運ぶことになったきっかけは、この山本亭でした。
山本工場というカメラ部品製造業の創立者、山本栄之助翁の自宅だったそうで、大正から昭和初期に増改築されたと言われています。
コロナ禍に0歳の娘を抱っこして散歩していた際、偶然発見。
その時はコロナの影響で入ることができず、それがずっと気になっていて後日訪れたのが最初です。
以来、古民家好きの私は魅了され、何度も訪れています。

YOASOBIのインタビューのロケ地として使われたようです。
「大正浪漫」をリリースした時期だったようなので、時代背景にも合っているということで選ばれたのでしょう。
山本亭は和風建築と洋風建築が混じり合った造りをしており、曲調にもぴったりです。









抹茶と入館料合わせて700円(うち入館料は100円)と、安くはないです。
ですが、畳に腰掛けて、しばしゆっくりする価値のある空間です。
ぜひ喫茶の利用も検討ください。

山本亭には大きな庭園があるのですが、高く評価されているようです。
アメリカに日本庭園専門誌なるものがあるようで、そこが1000箇所の日本庭園をランキングしています。
山本亭は最新版の2023年に3位にランクインしています。
私と娘の中で、季節ごとに表情を替える庭園を眺めながら、抹茶を飲むのが定番となっています。



娘が小さい頃から何度も行っているため、ある日受付の女性に「大きくなったね〜」と言われました笑
矢切の渡し

私(三十代半ば)の親世代には、細川たかしの歌で有名なようですね。
小説にも登場するようです。

私自身はそんな背景は知らず、「0歳の娘と船に乗るのも面白そうだ」くらいの気持ちで乗船しました。
船頭の解説が独特で面白かったので、一度はぜひ乗船してみてください。
私は関西人なのでよくわからないですが、たぶん「これぞ江戸っ子」という口調で毒を吐く解説です。

真勝院

806年創建で、柴又付近では最も古い寺です。
あまりネット上に情報がなく、柴又帝釈天のすぐ近くながら閑散としていました。
しかし、とてもきれいに整備されており、その人気のなさと相まって静謐さを生んでいました。


五智如来とは、密教における5つの知恵を如来(仏など)に当てはめたものを指すそうです。
3歳の娘は、仏様が寝ていると思ったようで、笑っていました。


い志い

こちらも「髙木屋老舗」や「吉野家」同様、「和菓子・甘味処TOKYO百名店」に選ばれているお店です。
スコアは、脅威の3.72。

和菓子やお漬物も売っているのですが、おすすめはロールケーキです。
「あぶり和三盆米米ロール」という名前で、1本1,600円で購入できます。
日によっては、売り切れて買えないこともある人気商品です。
濃厚なクリームと表面にたっぷりのあぶり和三盆。
甘そうですよね?
実際十分に甘いのですが、くどくないのです。
当然カロリーは高いはずですが、なぜか口当たりが軽くパクパクいけてしまう。
いつも食べ過ぎてしまうのが難点です。
ホームページに詳しい商品説明があるので、読んでみてください。


まとめ

さて、今回は私が愛してやまない柴又のモデルコースをご紹介しました。
コロナ禍は上の写真のように閑散としていましたが、最近は混み合っています。
特に週末はインバウンドの方含めて多くの方が来られ、すれ違うのも大変なくらいです。

そんな柴又は有名なスポットなので、ネット上にもたくさん記事があると思います。
ただ、「地元の人間でない」&「ここまでリピートしている人」はそういないでしょう。
今回のコースは、その私が自信を持ってお勧めする最も時間対満足度の高いコースです。
多分に好みが入っていることは自覚していますが、ぜひ参考にしてみてください。
駅からも近いし、全てのスポットがコンパクトな範囲に収まっているので、半日あれば余裕で回れます。
今回の記事も、少しでも皆さんの散策のお役に立てば大変嬉しいです。
また、その楽しさを共有できればと思いました。
次回は義母と共に訪れた香取市についてご紹介します。
それでは。
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