本日は、Eランニング(ジョギング)時のオーディブル利用についての記事をお送りします。
低強度のEランニングって、慣れてくると退屈しませんか?
度々コースを変えることも難しいし、音楽も悪くないけど、もうちょっと有意義に使いたい。
このようにモヤモヤしていた時にオーディブルを導入し、結果最高だったのでご紹介します。
「Eランニングってなんぞや?」と言う方は、以下の記事で詳細ご紹介しているので、ご覧ください。
さて、本記事を書いている私は、ダイエット目的で2023年10月よりランニングを開始。
次第に走ることが楽しくなり、現在はマラソンでサブ3を目指し、週に6日間、月間300~350km程度走っています。
実力としては、ハーフで1:22:02。
先日の「ちばアクアラインマラソン2024」で記録しました。
週3日のEランニング(うち一回はLランニング)と、それ以外のシーンでも利用しているオーディブル。
実経験を踏まえて、お伝えしていこうと思います。
オーディブルって?

Amazonが提供している、本を音声で読み上げてくれるサービスです。
月額1,500円で、20万以上の作品が聴き放題。
プロの声優や俳優、ナレーターが朗読を担当しています。

オーディブル導入の経緯

先述した通りですが、低強度のEランニング時に、退屈し始めたためです。
当初は景色を見ていたのですが、ある程度コースが固まってくると、次第に飽きてきました。
次に音楽を聴くようになったのですが、どうせ何か聴くなら、もうちょっと意味のある時間にしたいなと考えるように。
そこで、まずは無料のPodcastなどを聴き始めました。
しかし、飽きずに聴いていられる番組はそう多くありません。
探すのに一苦労で、とても週3日分用意できませんでした。
そこで行き着いたのが、オーディブル。
1,500円という、サブスクでは高額の部類に入るため、これまで敬遠していました。
しかし、読みたいと思っていた小説などが無数にあるのは、大変な魅力。
無料期間があるので、一度試してみることに。
これが、オーディブルを利用し始めるまでの経緯です。
利用してみた感想と評価


2024年8月から利用しているので、今月で5ヶ月目となりました。
月に30~40時間利用し、11月末までで140時間を超えました。
この体験を踏まえ、良かった点と気になる点をご紹介します。
良かった点

「0もしくはマイナスの時間が、プラスになった」、これに尽きます。
以下のような場面は、これまで0かマイナスの時間でした。
- Eランニング時
- 寝かしつけ時
- 運転中(特に渋滞中)
- 疲れていて酔いそうな時の電車や飛行機内
Eランニング時
1は、元々課題感があった時間です。
Eランニングは退屈ですが、かと言って、毎日高強度の練習をするわけにはいきません。
一方で、距離を稼ぎ、脚を作る上で、なくてはならない大切なトレーニングです。
しかし最近では、小説の続きが聴けるので、楽しみな時間に変わったのです。
今朝も23km、およそ2時間弱走っている間、ハリーポッターを聴いていました。
小学生時代から大好きで、本は全巻読んでおり、まだ家にあります。
大人になってから何度も「読み返したいな」と思いつつ、あの分厚い本を読み返す暇は取れていませんでした。
私は年に100冊ほど本を読みますが、その大半はビジネス書。
いわゆるタイパを考えると、娯楽である小説を読むのはもったいない気になるのです。
しかし、走っている時間は元々は無な時間だったわけです。
それなら、小説を聴いたってもったいなくありません。
しかし、やはり商業出版されている小説は面白い。
ポッドキャストなども悪くないのですが、面白さのレベルが一段高いです。
今朝も、3巻「アズカバンの囚人」を聴いていました。
クィディッチというスポーツが出てくるのですが、その中でリー・ジョーダンのグリフィンドール贔屓の実況が面白すぎて、声を出して何度も笑ってしまいました。
早朝だったので周囲に人はいませんでしたが、相当怪しかったとは思います。
しかし、堪えられない面白さだったのです。
こんなふうに、今ではEランニングの時間が、時に声を出して笑う楽しいひと時に変わっています。
その他の場面
それ以外の場面は、当初想定していない利用時間でした。
例えば2の寝かしつけ。
日によっては、娘がなかなか寝ない日があります。
大人だって、眠くない時に寝るのは難しい。
よって、寝ない娘に罪はありません。
しかし、寝そべって何もできない時間が長くなると、次第にイライラしてきます。
暗がりなので本は読めないし、スマホを使うわけにもいきません。
罪のない娘にあたらないように、イライラを押し殺すのはそれなりにストレスです。
しかし、片耳にイヤホンをし、オーディブルで小説を聴くようになってからは全くイライラしなくなりました。
「続きを聴けてラッキー」くらいの気持ちです。
渋滞中もほぼ同じです。
ただただ移動に時間がかかるだけならイライラしますが、「続きを聴ける時間」になると嬉しいのです。
また、電車や飛行機内。
私は酔う方ではないのですが、出張などで疲れていると酔いそうになる時があります。
そういった際にも、オーディブルなら目を瞑って聴くだけで良いのです。
このように、複数のタイミングで、「無もしくはマイナスの時間がプラス」に変わってくれます。
実に素晴らしいサービスだと、思わずにはいられません。
気になった点
あまりないですが、強いて言えば以下の4つです。
- サブスクとしては、月額1,500円は高い部類
- ナレーターによっては、苦手な読み方をする人もいる
- 聴くのに向いていないジャンルがある
- ランニング中に耳が塞がる
サブスクとしては、月額1,500円は高い部類

利用する前は、これが理由で敬遠していました。
しかし、先述した通り、「無もしくはマイナスの時間がプラス」に変わるメリットは計り知れない。
個人的には精神衛生が大いに向上しているので、全く金額は気にならなくなりました。
そして、サブスクとして見るのではなく、「書籍」として考えると、むしろ安いです。
最近は、1冊1,500~2,500円くらいします。
月に2冊聴くことができれば、元は取れます。
上の画像を見ていただきたいのですが、半沢直樹の作者である池井戸潤の話題作「俺たちの箱根駅伝」。
書籍も買いましたが、373ページとこそこの分厚さです。
その再生時間が、10時間39分。
下巻は9時間19分なので、合わせて20時間ほど。
先述した通り、私は月に30~40時間聴いているので、余裕でクリアです。
利用する前に想像するより、実際に利用できる時間は多くなる方が多いと思います。
想像してみて、20時間を超えそうなら余裕で元が取れると考えて良いでしょう。
ナレーターによっては、苦手な読み方をする人もいる
これは、たぶん避けられないと思います。
どうしても人によって好きなトーン、嫌いなトーンがあるはずです。
また、一人で全編読むという形式なので仕方ないのですが、男性が女性キャラクターのセリフも読み上げるのです。
どうしても「むむむ」となってしまう作品、場面はあります。
しかし、人間の適応力はすごい。
3日目くらいには慣れます。
最近は、ハリーポッターを聴いています。
上記の問題に加え、映画を見ているとそのイメージが染み付いているわけです。
初日は、違和感がすごかった。
特にハーマイオニーの。
男性のナレーターなので、どうやってもエマ・ワトソンにはならんのです…。
それでも、数日ですっかり慣れてしまいました。
最初だけ我慢してください。
聴くのに向いていないジャンルがある
先述した通り、私は読む本はほとんどビジネス書です。
読みたいと思っていたビジネス書の中には、オーディブルで聴けるものもあります。
しかし、2つの点でイマイチだと感じました。
- 図表が見れず、理解しづらい部分が多々ある
- メモできない
いずれも解消できないので、これは諦めて小説を楽しむのに特化しています。
ランニング中に耳が塞がる
これはオーディブルに限らず、イヤホンをしてしまうと起こります。
しかも、しっかり聴くにはノイズキャンセル機能を使う方がよい。
そうなると、ますます周囲の音が聴こえなくなります。
私自身は、走るのが早朝で車が少ない上、コースのほとんどが河川敷なので危険はあまりありません。
周囲への配慮が必要な方は、耳を塞がないタイプのイヤホンを利用されてはいかがでしょうか?
オススメ作品
実際に私が聴いた、ランニング中におすすめの作品をご紹介します。
まずは、話題の「俺たちの箱根駅伝」。
半沢直樹など有名作品が多数ある、あの池井戸潤の作品です。
学連選抜と箱根駅伝の放送局の2つの場所を中心に、話は展開されます。
いずれも過去の池井戸潤の作品同様、勧善懲悪型のストーリーです。
学連選抜側の中心人物は、自身の大学では予選敗退し本戦出場を逃すものの、選抜メンバーに選ばれた選手。
主将に任命されるも、温度感の異なる個性的なメンバーに翻弄されます。
にも関わらず、「3位以内を目指す」と監督が公言したことにより、メディアに叩かれたり軽んじられたりします。
そこに自分の大学メンバーからの反発も加わり…さて困難だらけの中どうなるのか?!という感じ。
テレビ局側は、伝統を重んじる箱根班に対し、視聴率命な他部署からの改革圧力が。
大人の事情も絡む中、選手リスペクトを貫いてきた初回からの伝統を守れるのか?!という展開。
「ここまで悪いやついる?!」とか「まぁそういう展開よね」とか突っ込むところは多々あります。
それでも、ランニングをしている人なら、胸が熱くなるのは間違いありません。
来年の箱根駅伝も楽しみになりました。
本でも読んだのですが、走りながら聴くとやる気が満ち溢れてくるのでお勧めです。
同じ池井戸潤の作品です。
斜陽産業である足袋製造の零細企業が、ランニングシューズ業界に殴り込みをかけるという展開。
最大手のブランドや銀行から散々邪魔をされる中、いかにして戦っていくのか。
「これNIKEのこと?!」とか「これあの三村さんがモデルよね!」とか、ランニングされている方なら、その背景知識ゆえに余計に楽しめると思います。
これは、オーディブルで初めて知った作品。
「俺たちの箱根駅伝」を聴き終えた後に、レコメンドされました。
「俺たちの箱根駅伝」とめちゃくちゃかぶるストーリー展開。
こちらの方が先に出版されているので、「池井戸潤がパクったのか」と一瞬思ってしまったくらい。
自身の大学では出場が叶わず、学連選抜に選ばれるのは同じ展開。
超個性的な圧倒的エースや、頼りない監督に翻弄されるというストーリーはよく似ている。
ただ、池井戸潤が叩かれないのは、池井潤の方が圧倒的にきちんと取材しているからだと思われます。
こちらの作品は、陸上競技経験があれば、何度も現実感のない場面にツッコミを入れたくなるはず。
また、主人公にどうも好感を持てない。
むしろ、個性的なエースの方が人間らしくてよい。
多くの読者がそう思ったのか、続編ではそのエースの卒業後が中心となった作品となっています。
続編は複数ありますが、2と3はオーディブルで聴けるので、ぜひ聴いてみてください。
ランニング中に利用する際の付属アイテム

オーディブルをランニング中に利用するのに、イヤホンとランニングベルトは必須です。
何でもいいとは思うのですが、自身が使っているものはいずれも気に入っているので、リンクだけ貼っておきます。
iPhoneとの接続のスムーズさ、耳へのフィット具合が最高でお気に入りです。
iPadやMacをお持ちの方は、接続の切り替えの楽さに卒倒するレベルです。
最近、ランニング界隈では、この耳をふさがないイヤホンが人気ですね。
いろんな種類のポーチがありますが、こちらは安価なのに軽くて丈夫な生地でコスパ最高です。
Amazonの方が安いです。
まとめ
ここまで、オーディブルについてお届けしました。
ランニング中に聴くことを目的に利用し始めたのですが、その他のマイナス時間がプラス時間になる体験には驚きました。
ゆえに、熱量の高いトーンになってしまいました笑
使ってみるまではなかなか想像もしづらいと思います。
少しでも気になったポイントがあれば、ぜひ一度試してみて欲しいです。
30日間無料で使えます。
しかも登録直後に解約の手続きをしておけば、気づかず課金されることもありません。
解約手続きをしても、30日間が過ぎるまで利用は継続できます。
ノーリスクなので軽い気持ちで試していただければと思います。
本記事が、オーディブルが気になっている方の参考になりますと幸いです。

ご不明な点があれば、Xなりコメントなりでご連絡ください。
それでは。
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